3月のアトリエから2

この9年間、アトリエには3歳児くらいから、中学生くらいまでの子が入り混じって
創作してきた。
子どもたちはそれぞれらしさ、が違うので、
同い年くらいの子をまとめたりということは
あえてしてこなかったんだけど、
ある程度、自分たちでまとまってきたりもする。
私はあんまり年齢を気にしてみていないので、
つい、何度も何歳だっけ？と聞いたり
（ただ覚えが悪いだけかも？）してしまい、子どもたちに
叱られる。

年齢は特に気にはしていないけど、年齢の近い子は
同じような創作を好む傾向は確かにあるし、
モチーフの選び方によって、精神状態や発達状況を感じることが
できるのは、そういうある程度の傾向を分析してきたから。

アートランドで何度もみてきたけれど、
自立や飛躍のときに現れることの多い表現がしっかりでてきた。
前回は、昆虫と、恐竜を塗っていた。


イルカのジャンプモチーフ


しっかり伸びる道。

自立と前進。目標にむかって進んでいける力を感じる。

最近、FBなどで、お子さんの卒業シーンをよく見る。
こないだ、近所の小学校の卒業式の案内がきたのだけど、せたぼんもあったので、サボった。
なんとなく式典は全部好きじゃないのだけど、特に卒業式は苦手。
それで、今日もともだちに、「おめでとう」とコメントしながら、はたと気づいた。
昨日誕生日で21歳になった長女、小学校以来卒業式に縁がない。
中学の卒業式は、行かなかったし、
高校の卒業式は東日本大震災の翌日で中止になった。
生きて、元気に、泣きながら、笑いながら、卒業式にでられるってすごいことなんだな。

来年は、次女が高校卒業になる。
卒業式でたいな。
それに、こんど、招待されたら、みんなの卒業式もでたいな。

あるとき、苦手の原因みたいののひとつにハッと気づくことで、
ちょっと苦手が薄まることがあります。
見えない人の気持ちってオモシロイ。

ご卒業のみなさん、
本当におめでとうございます♪